fc2ブログ

作品加工

工房で制作した作品はそのままでは売り物にならないことがあります。

底が、がたついていたりしている作品には、まっすぐに削る仕事(加工と呼んでいます)が待っています。
吹きガラスはHOT WORK と呼ばれるのですが、対する加工をCOLD WORKと呼びます。



お内裏様。
竿から切り離しただけの状態では真っ直ぐに立たないどころか手を怪我します。


このような加工機で慎重に削っていきます。


バッチリ平らになりました♪

ガラスを始めてまず叩き込まれた事はこの加工の仕事でした。
当時の工房では吹き場で作る人が凄いんだというような雰囲気がありましたが、
KKさんという加工の名人は
「吹き場で仕上がった作品も加工がおろそかでは、売り物にならない!」
「丁寧で遅い仕事は誰でも出来る。丁寧かつ早く。」
と今でも大事に心に留めている事を教えてくださいました。



第一段階ではこのようになります。


まずは平盤3段階。(いきなり撮った、工房スタッフのアベちゃん♪)


そして仕上げ2段階でピカピカつるつるに♪
その間に面取りなどをする事も。
めっちゃ手間かかってるでしょう?
いい職人は見えない所にも手を抜かんっう訳ですわ。。。自分で言ってるし。。。
機会があれば、何気に底の仕上げも見てね♪


あっち向いてるのは面取りしたモノ、そっち向いてるのは面取りのないモノ、
こっち向いてるのは次の段階に進むモノ。ん~~まだまだ先は長そうや。。。


ちなみに加工終了したら、こんなかんじに。

ガラス作品 「お雛様飾り」

女子の健やかな成長を祈る節句の年中行事 雛祭り。

今年もお雛様が出来上がってきました。

20112171_convert_20110217135846.jpg
金沢本金箔使用。 お内裏様高さ11cm お雛様高さ9cm カラー/赤

20111232.jpg
カラー/ピンク

20111231.jpg
カラー/黄色
        

 秋友騰尊作「硝子お雛様飾り」¥9.450-(税込)
               塗り台 ¥1.050-
               屏風  ¥1.260-  
               雪洞  ¥1.470- 
全て別売ですので、お好きに組み合わせて下さい。
(塗り台などはお人形屋さんでお求めになると更にお安くなる場合があります。
予めお伝え致します。)

菊ROCK☆Glass

制作日だった今日。

モールという型を使った作品制作の様子を。


吹きの段階の最後からです。
ここまでの段階で作品の良し悪しはほぼ決まっているといって過言ではあるません。
これは歪みもないし良く出来ています。


吹き竿から切り離しポンテ竿へ。(何度か紹介しているし分かっていただけてますか?)
仕上げの段階です。

ipodからは「THE VELVET UNDERGROUND」の Sister Ray。
もうノリノリ♪
(Sister Rayの歌詞は卑語ばかりであれなんですが、曲は制作のリズムと合っていて好きなんです。)


菊ROCKグラスの仕上げ(口広げ)は
道具をほとんど使わず遠心力、竿の傾き加減だけでしていきます。

考え、迷っている暇などありません。

「Don't Think.Feel!」(考えるな、感じろ!)


完成です♪



モール小鉢という安易な名前だったこの作品ですが、
魅力的なライフスタイルを送っている友人から、
「菊ROCKグラス」というカッコいいネーミングをもらいました。
酒席で使いたい色気のあるグラスだと。

最高の褒め言葉です。

Falling water LEGO。

日本では未発売のLEGOシリーズArchitecture

たまたま東京で見つけて衝動買い。。。

アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによって1935年に作られた「Falling Water(落水荘)」。
ペンシルベニア州のピッツバーグから南東に80kmほどの場所にあり、
デパートのオーナー、エドガー・カウフマン氏のの邸宅として建設された建築です。


作ってみます。
lego1-1.jpg


lego1-9.jpg
水は透明パーツにて再現されています。にくいね~。

lego1-12.jpg


lego1-17_convert_20120112224308.jpg
これで完成!!(あっ!一部4歳の娘が付けた他のパーツが。。。)



lego1-18_convert_20120112224346.jpg

lego1-19_convert_20120112224415.jpg

lego1-20_convert_20120112224441.jpg
めっちゃカッコええ♪アレンジもしてみたいね~。

ただレゴ組んだだけやけど、この満足感は何?
ハマりそう。。。

明治九谷色絵花鳥図四方鉢

好評開催中の骨董市。

時間が出来ればじっくり見て、
先人の職人たちの手仕事に感心しています。


20121121_convert_20120112220004.jpg
繊細な絵が施された、九谷の四方鉢。
図柄の細かさと鳥の躍動感を感じる素晴らしい作品だと感じます。


20121122_convert_20120112220045.jpg
透明感、立体感は見事です。

新聞やブログなどを見て来て下さる、モノつくりの作家さんも多数。
歴史を重ねた作品が現代に残っている事には理由があります。
形にしろ色使いにしろサイズにしろ勉強になることばかりです。

お客様はもちろん勉強に訪れる作家さんも大歓迎です。

「工房Shop SAKAIの出張 安心♪骨董展」

いよいよ明日から始まります。

準備万端で皆様をお迎え致します。
気軽にお立ち寄り下さいませ。


店内の様子を。










「工房Shop SAKAIの出張 安心♪骨董市」

1月7日(土)~15(日)にGlass Studio Culletで行う企画展
「工房Shop SAKAIの出張 安心♪骨董市」の準備に忙しい日々を送っています。

2012143.jpg
作品を提供して頂く坂井さん。
オヤジさんは元々漆塗りの職人。骨董の箪笥などをリメイクする仕事も手掛けておられ、
骨董品に精通。
奥様の和子さんは陶芸家。
息子さんが骨董を本格的にお仕事にされてから骨董にも力を入れておられます。
カレットも参考にさせて頂いている、工房Shop SAKAIのオーナーでもあります。


2012141.jpg
SAKAIさんは私の作品を若い時から扱ってくれ、
時に厳しく時に優しくご指導頂いております。

2012142.jpg
私がお店をOPENする際に骨董品をご提供下さいました。

「あんたのお店の信用を落とすわけにはいかない。
良い品を、適正な。。。いや そこらへんの骨董屋さんよりお買い得で提供します。
安心して売って下さい。」
と。

実際以前に骨董屋さんをしていたお客様が、品揃えと値段に驚き、
大量にお買い上げくださった事がありました。
「そんなにどうしますの?」との問いに「転売します。」と。


そんな坂井さんの骨董を期間限定ではありますが、展示販売させて頂きます。

骨董というとなんか騙されるような、踏み入れてはいけないような気がするかもしれません。
今回展示する作品は購入して価値が上がるのを待つようなモノでは無いように思います。
江戸期から昭和初期くらいの
名も無き職人が丹精込めて作り上げた工芸品。
普段の食卓や生活で楽しんで頂きたい作品ばかりです。

カレットでの初めての企画展。
坂井さんの「お客様に喜んでもらえればいいじゃない!」とのお言葉がうれしい。


安心♪はそんなところから付けました。
是非ご来店くださいませ(^v^)

Glass Studio Cullet ご来店のお客様

最近のCulletご来店のお客様のご紹介です。

2012133_convert_20120103113603.jpg
fbでも記事楽しみにしています。


2012131.jpg
おそくなりました(^^ゞ また寄って下さいませ♪


2012132.jpg
素敵なご夫婦様です。ありがとうございます!!



皆様いつもありがとうございます!!
また遊びに来て下さいませ(^v^)


もう一枚。
2012134_convert_20120103113649.jpg
お客様が同じ年くらいのお子様を連れてご来店されると一緒に遊べるので、
それを楽しみにしているうちの娘。

2012 元旦

明けましておめでとうございます。

今年も皆様にとって幸せな年になりますようにお祈りいたします。


私はと申しますと、
昨年はお陰さまでお店OPENさせて頂き、節目の年になりました。
今年も翔龍の勢いで上がっていくよう努力いたします。

今年も変わらぬご支援ご鞭撻のほど宜しくお願い申しあげます。

20111231_convert_20111203001927.jpg
 秋友騰尊作 2012干支 辰
プロフィール

硝子工芸家 秋友伸隆

Author:硝子工芸家 秋友伸隆
  お問い合わせはこちらまで。
  Glass Studio Cullet
     〒922-0554 
  石川県加賀市橋立町ウ196
  TEL.FAX0761-75-2400
メール glassstudiocullet@gmail.com

 

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
FC2カウンター
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード