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菊ROCKグラス

仕上げの口広げを遠心力で行う為、形を揃えるのがとても難しい菊ROCKグラス。

今回はフレンチレストランのオーナーシェフ様からのご依頼でサンプル有りのご注文を頂きました。


お取扱店様経由のご注文です。お取扱店様にも「かなり厳しく揃えて下さい。」
と念を押されまして。。。

シェフ様は盛り付ける料理はもちろん お客様の笑顔までイメージされている事でしょう。
お客様の笑顔の為、私の器を選んで下さったシェフ様の為、取扱店様や私の今までのお客様の名誉の為、
もちろん自身の為にも限られた時間内で最高の仕事をしよう!!

気合を入れて制作に臨みます。


P1220577.jpg
下玉。


P1220579.jpg
モール型に入れて竿元にくびれを入れます。
ガラスの先輩北海道の中川氏からは「ここまでで80%決まる」
とのアドバイス。

型吹きは難しいですが、楽しくもあります。



P1220582.jpg
型吹きとはいえ縦ラインを入れる為の型で型から出した後吹く作業。
長さや胴回りのサイズを合わせて吹きます。
もちろんこの前の工程 下玉でのガラスの量、もう一度巻き取るガラスの量もきっちり合わせておかなくては
なりません。



P1220583.jpg
底の形を整えます。
底の径、長さを合わせながら。



P1220585.jpg
次は口広げに移っていきます。



P1220588.jpg
切り離した口の部分に道具の跡がついていたりするので、
やわらかいうちにピンセットでつまみながら伸ばします。



P1220594.jpg
伸ばした部分をもう一度やわらかく溶かし鋏できれいに切り取ります。



P1220597.jpg
口を広げる前にパファーという道具を使い口元に息を入れ厚みや大きさを整えます。
ここまでがバッチリ揃っていなければ同じものなんて出来ませんね。



最後にほぼ遠心力だけを使い口を広げます。
P1220598.jpg
焼き具合、竿を回すスピード角度等々。
一瞬で勝負は決まります。
ここで油断すると今まで積み重ねてきたモノが台無しになります。


今回自信を持って納品させて頂きました。
そろそろオーナーシェフ様は作品を見ているはず。。。



自信は持っていますが、やはり既製品と比べると個体差はあります。
正直に言うと気になって眠れないですよ。
明日にでも電話してみよう。

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硝子職人 秋友騰尊

Author:硝子職人 秋友騰尊
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  Glass Studio Cullet
     〒922-0554 
  石川県加賀市橋立町ウ196
  TEL.FAX0761-75-2400
メール glassstudiocullet@gmail.com

 

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