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窯メンテナンス2016 2月

ガラスを溶解する窯メンテナンスを始めました。
窯の中に大きな壺があり、そのなかでガラスが溶けています。


ガラスが溶けている壺がガラスより侵食され最終的には穴が空いてしまいます。
穴からガラスが流れ出てしまうと
窯自体がダメージを受けるので穴が空く前にタイミング良く壺を交換しなくてはなりません。
そのタイミングが難しい。
ごく小さな穴であったり、
壺の底の方であると穴の兆候が
目視出来なかったりします。
原料からガラスを溶かす頻度や
壺の個体差によっても寿命は変わります。
こうなると経験でも見極めるのが難しいですね。
Glass Studio Culletでは夏は暑さで
制作効率が極端に低くなる為、夏のメンテナンスは決めています。そうなると1年持たせるか?半年で交換するか。
経験上1年持たせた事もありますが穴が空いた事もあります。
半年ではよほどの事がない限り、壺の穴は
空いた事はないです。
という事を踏まえ Glass Studio Culletでは
半年での壺交換をしています。

温度を下げる作業も
窯内の発熱体にできるだけ負担をかけないように3日程かけてゆっくり温度を下げていきます。

火が落ちた工房は寂しく何か不安な
気持ちになりますね~(^^;;

壺の口周りを埋めていた
炉材を剥がします

口周りには ガラスが付かないように気をつけているので綺麗な状態です。
ここら辺を見ると、窯への愛着というか、
窯を大切にしているかどうかが分かりますね。(口周りにガラスが付着していると、蓋がきっちり閉まらなくなり、燃費も変わってきます)


全面の断熱ボードを外せば
壺が現れます。昔は断熱ボードでは無く
耐火レンガを積んだ窯でバラすのも組むのも時間がかかりました。

ネコ壺と呼ばれる形状の壺を使用しています。他には桶のような形状の壺もあり、一長一短。壺の違いはまたの機会に。


壺はガラスが約70kg溶けるサイズです

壺自体 結構な重量があり、滑車を使用して
移動しています。
若い頃は一人で持ち上げ、交換していましたが、今は無理せず地元大阪の親友やっちにお手伝いしてもらいます。
今回はやっちのタイミングが合わず、途方に暮れていたところ、
Glass Studio Culletのフラワーアレンジをして下さっている
中勝商店 ナカカツさんが ご好意でお手伝い下さいました♪
助かりました~ありがとうございます(^^)

プロフィール

硝子職人 秋友騰尊

Author:硝子職人 秋友騰尊
  お問い合わせはこちらまで。
  Glass Studio Cullet
     〒922-0554 
  石川県加賀市橋立町ウ196
  TEL.FAX0761-75-2400
メール glassstudiocullet@gmail.com

 

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